同性婚をめぐるアメリカでの裁判の歴史から
「結婚」や「基本的人権」などの視点を学ぶ
NPO法人丹南市民自治研究センターでは、これまでも「LGBT」に関する講演会を開いていますが、3月15日、下記チラシのような映画会を開き、97名の市民が参加しました。
参加者からは映画をとおして描かれたアメリカでの同性婚をめぐる裁判の歴史を通じて、結婚と基本的人権、愛のかたちなど、多くの視点を学べたとの感想がありました。
最近、日本国内でも同性パートナーに対する結婚証明書の発行などが幾つかの自治体で行われたり、夫婦別姓、離婚後の女性の再婚期間の短縮など、一人ひとりの姓と性に関する動きが多くあります。
そうした中で、男女のありかたと生き方を考えさせてくれる、『ジェンダー・マリアージュ』の映画でした。
ジェンダー・マリアージュ映画公式サイト:http://unitedpeople.jp/against8/
全州で同性婚が容認されたアメリカ そこに至るまでには、愛と涙の積み重ねがあった
『ジェンダー・マリアージュ』は、米国最大の州、カリフォルニア州での同性婚裁判を追ったドキュメンタリーです。
2008年11月、それまで同性婚が合法とされていたカリフォルニア州で、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過、同性婚が再び禁止されることになりました。この「提案8号」を人権侵害であるとして、州を提訴したのが二組の同性カップル、クリス&サンディとポール&ジェフです。