NPO法人 丹南市民自治研究センター

福井県丹南地域にある市民活動のNPOの活動報告ブログです。

財政危機の真実を解説(国家財政に関する講演会を開催)

演題『わが国の財政について ~不都合な真実を正視し、打開する~』



 2024年11月9日(土)、定期総会にあわせた記念講演会を約70名の参加のもとに開催しました。
 講師として矢野康治氏(神奈川大学特別招聘教授・元財務省事務次官)をお迎えし、国家財政について学びを深めました。矢野氏からは「財政危機の深刻さとその背景」「少子高齢化による構造的赤字」「解決のための提言」について解説がなされました。

 日本はバブル崩壊以降、歳出が一貫して増加する一方で、税収の伸びが停滞し、借金で歳出を補填しています。この「ワニの口」とも表現されるギャップが財政赤字の根本的な要因です。  
  特に新型コロナ対応や高齢化に伴い、社会保障費が急増しています。2024年度の一般会計歳出は約112.6兆円で、税収よりも約35兆円の赤字が発生しています。

 国の財政問題については楽観論と悲観論の双方が語られていて、国民としては実際どう考えたらよいのか、分かりづらさを感じている方が多いのではないでしょうか。矢野氏からは、演題にあるとおり、財政は危機的状況であることや楽観的な意見に対するデータに基づいた反論が示され、財政状況がいかに悪いのかを分かりやすく伝えていただきました。

 また、解決策として「就労年齢の延伸と高齢者定義の見直し」という提言がありました。矢野氏が現役の頃から訴えていたそうですが、今も主流にはなりません。人口減少と少子高齢化が世界の中でも急速に進む中で、一人ひとりが考え方を変えていく必要があると感じるとともに、「不都合な真実」に対して社会全体が向き合う覚悟が問われていると強く感じました。

 


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