NPO法人 丹南市民自治研究センター

福井県丹南地域にある市民活動のNPOの活動報告ブログです。

「ローカルを楽しむ講演会 」 喫茶室でゆる~く開催

沼津の三澤さん、沼津自慢フェスタ.お宝発見ツアーなど紹介
まちづくりは「地元のファン.オーナーズシップ精神」で続く

3月22日の夜、鯖江市文化の館の喫茶室を会場にしてNPO法人丹南市民自治研究センターは「ローカルを楽しむ」をテーマとした講演会を開き、約30名の市民や自治体職員が沼津市職員の三澤和也氏の講演やパネルディスカッションで、地元でのまちづくりなどについて学び交流しました。(講演会チラシは当ブログの別記事で掲載しています)

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講演会の主な内容や参加者のご意見は下記のとおりでした。

講師:静岡県沼津市職員、PROUD NUMAZU研究会代表 三澤和也さんのお話

地域活動を始めたのは沼津市の隣の三島市への出向がきっかけとなった。
地元に戻りまず始めたのは、業務後の仲間同士での勉強会を始めた。(同世代で集まり部署間を越えた市役所内での勉強や、朝沼津港での朝食会ツアーや地元のお宝発見ツアー等まちに繰り出す企画)
また、今会いたい人に会いに行くプロジェクトを行う。(地元の新聞などで掲載された人に電話をして会いに行き話を聞く)

その後、市の仕事で行っていた「沼津自慢フェスタ」というイベントで、今後継続する際に、実行委員会形式で行うこととなり実行委員メンバーとして携わるようになった。
実行委員会のメンバー作りを始める中では、まちで活躍しており同世代の人を一本釣りで選び、デザイナー(チラシや幟旗などの広報物のデザイン)、バーテンダー(若手や上の世代からも慕われており、酒、料理に詳しい)、空間デザイナー(会場、店舗のレイアウト)など第一線で活躍する人をいろんな人から聞き出し仲間として活動した。
名称を「THIS IS NUMAZU」とし、市の業務や異動で変わってからも続けているのは、
・立ち上げた思いやコンセプトを伝えながら成長を支えたい
・若手職員に体験してほしい
・自分自身がバージョンアップをするため
という思いの元、イベントへの参画を一地域住民として続けている。

THIS IS NUMAZUは沼津市のために行っていたが、今度は自分のためにという思いで、自分の地元である沼津市の愛鷹地区で「あしたかローカルマーケット」を開催した。

まちづくりを続けているモットーとして
・(地元の)ファンである
・バカである
・オーナーズシップ精神
ということを大事にやっている。

【パネルディスカッション】での主な内容
地域活動をしている自治体職員3人とアドリブでその場に参加していた方1人をパネリストとしてトークセッションを行い、「楽しいローカル作りをするにはどうすれば良いか」というテーマで、それぞれのパネリストからの質問や意見を共有し話し合った。

○パネリスト
沼津市職員 PROUD NUMAZU 代表 三澤 和也さん
鯖江市職員 (一社)ゆるパブリック 理事 横井 直人さん
越前市職員 日本ボルガラー協会 会長 波多野 翼さん
○特別パネリスト(当日挙手制)
・クリエイターズカンパニー 代表 酒井 友季子さん
○司会進行
越前市職員 越前市ご当地芸人バンライフ 三河 央明 

各パネリストからの質問
・どのような想いで活動しているか
・仲間作りはどうしているか
・職場の人の反応や理解は
・新しいことをやるときに出てくる反対意見にはどう対応しているか
・公務員である強みを感じることはあるか

想いは皆さん最初はまちのためや人のためという思いの中、やはり最後は自分のために活動をしているという結論が出たり、職場に理解されたりされていなかったり、仲間の後押しがあったりと、それぞれに色んな思いがあり活動していることがわかった。


特定非営利活動法人 丹南市民自治研究センター

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