書籍「下流老人」著者 藤田孝典氏の講演
福祉自治研集会の106人 他人ごとでないと自覚
6月26日夜、越前市文化センターで、福井県地方自治研究センターと自治労福井県本部が主催する「第七回福祉自治研集会」が開催され、「下流老人」の著者である藤田孝典氏の講演が行われました。
藤田氏は今日の高齢者の貧困状態は今後も急増するが自己責任や家族の犠牲によって支えられる範囲ではなく、社会的な制度上の歪みそのものに問題がある。その実態を正しく見つめ、政治や経済など社会福祉としての制度政策を変える運動が必要だと話されました。
参加者は、具体的な事例やグラフなどを示される中、誰もが「これは高齢者だけでなく、家族も若者も全てに関係しており、とても他人ごとではない」との自覚を持たされたとの感想が殆どでした。
NPO法人丹南市民自治研究センターは、この集会に協働団体として参加し会員も多く参加しました。