市民の幸せを増やす視点で業務の精査と分析を
AI進化しても、人しかできないことは多い
総務省の「スマート自治体」推進、慎重な見極めも必要
NPO法人丹南市民自治研究センターは11月27日、越前市市民活動交流室で市民自治ポケットセミナーとして「AI時代と自治体の行方」を開催し、自治体や福祉関係の職場で働く皆さんなど約30名が参加しました。
今回のセミナーは、10月に高知市で開かれた全国地方自治研究集会に参加した人たちが、その際のジャーナリスト「津田大介」さんの講演を聞き、その内容を福井の人たちにも伝えたいと企画したもので、講師は参加者の一人である丹南自治研センターの伊藤藤夫氏が務めました。
講演では、津田さんの講演内容や関係書籍、最近の動きなどから、誰にでも分かりやすいように、最近のAI人工知能、IT、ロボット関係の現状紹介から始め、自治体における今後のAIの取り組みと影響、自治体職員や労働組合としての対応、公共私の三者による公共サービスの提供への工夫など、多方面からの問題提起が行われました。
参加者からは、こうしたAIやITなどの講義を聴いたのは初めてで興味深かった。改めてAIへの関心を持って仕事する必要性を感じた。市民にとって理想的な市役所窓口など自分たちで考え提案できるようにしたい。などの声が聞かれました。
丹南市民自治研究センターでは、今後も、誰もが気楽に少人数で学ぶ「ポケットセミナー」の開催を企画することにしています。