3月27日・28日、越前市福祉健康センターで「第1回 自治研実践者交流・全国フォーラム in 丹南 」が、全国の仲間や地元の関係者、市民など約50名の参加で開かれた。
このフォーラムは「ローカル自治研の可能性を探る」を一つのテーマとして、全国の具体的活動の紹介や今後の展望を拓く語り合いの場として、今回初めて企画されたものです。
一日目は、地元のNPO法人丹南市民自治研究センター側から「ローカル自治研の可能性」として結成以来10年間の特徴的な活動や組織の紹介、市民立として評価されている児童養護施設「進修学園」の現状、大分の内尾さんからの「障害者と共に暮らせる地域づくり」の新しい取り組み方などが報告された。
参加者からは多様な活動を展開している丹南自治研センターへの驚きや、今後のローカル自治研センターとしての期待、全国での地域自治研センターの必要性が語られた。また夜は地元のNPO法人「春駒ケアサポート」による由緒ある旧料亭での郷土料理満載の懇親会が和やかに行われた。
二日目は、丹南自治研センターと一緒に活動している越前市内の市民や団体からの参加者による「地域.市民と自治研センター」の関係や付き合い方と共に、奈良県東吉野村の辻本さんによる建築250年の古民家利用のディサービス事業やNPO法人としての福祉活動展開などが報告された。
また、参加者からは、それぞれの地域での自治研活動、市民との協働、自治体職員としての取り組みや悩みなども語られた。さらに全体の中では「市民自治の展望」「新しい協働」「協同労働」のテーマと合わせ、各県での自治研センターや職員組合としての活動の在り方などにも多くの意見交換がなされた。
参加者からは「NPO法人丹南市民自治研究センター」が提起した、「ローカル自治研の全国での結成」や「地域市民と一緒に進める自治研活動の実践」などについて更に運動を進め、その結果を報告するような第二回のフォーラムを持とうとの声も多かった。
フォーラムは次のような形で取り組まれた。
日時 平成22年3月27日(土) 午後2時~5時
28日(日) 午前9時~午前11時30分
場所 越前市福祉健康センター(JR武生駅・北側、徒歩1分)
参加費 5000円(資料代・交流会費込み)(宿泊は参加者手配)
主催 自治研実践者交流・全国フォーラム実行委員会
主管(特非) 丹南市民自治研究センター
後援 自治労自治研中央推進委員会 大分県地方自治研究センター 福岡県地方自治研究所 福井県地方自治研究センター 越前市