参加者300名近く、会場は超満員、存続へ心ひとつ
2月25日夜、越前市福祉健康センターで、経営上の理由から存続が懸念されている福井鉄道「福武線」の存続を目指す、市民フォーラム「残そう福武線、電車は地域の財産だ」が開かれた。
このフォーラムは丹南市民自治研究センターが、越前市区長会連合会、越前市自治振興連絡協議会、連合福井南越地域協議会と共催して開いたもので、会場は300名近くの参加者で椅子が足らず立ち見もでる状況となり、越前市民にとって「福武線」の存在が大きいことを改めて示した。
フォーラムの進行は当センターの伊藤理事長が務め、代表挨拶は区長会連合会の中西会長、活動報告は連合南越の山本議長、そして、閉会前に自治振興協議会の大柳代表幹事が市民応援組織結成への呼びかけを行い、共催4団体がそれぞれ役割を分担した。また、来賓として越前市の奈良市長も参加して挨拶を述べた。
フォーラムのメインである講演は、NPO法人ふくい路面電車とまちづくりの会の清水省吾事務局長が一時間にわたり、電車がもつ地域の便益を具体的数字をあげての紹介。
環境、高齢者にやさしく、財政面でのメリットも大きい、全国各地で存続の危機から見事に再生し地域活性化や街づくりに大きく寄与している実績がある、福武線は丹南はもとより県内公共機関のとして絶対に必要な路線、社会資本としての鉄道を大事に考え存続と乗る活動をみんなで取り組もうと話した。
参加者からは、改めて福武線存続と乗る運動の重要性を再認識した、しっかり勉強できたフォーラムだったなどの声が多く聞かれた。
なお、フォーラムでは、3月15日に行われる電車を活用しての若者の出会いの場づくり「ラブ電」についても実行委員会から紹介され「ガンバレヨ!」の激励も飛んでいた。
当日の開催は下記の形で行われた。
日時 2月25日(月) 午後7時より8時半まで
会場 越前市福祉健康センター 多目的ホール
内容 市民フォーラム「残そう福武線、電車は地域の財産だ」
講演 清水省吾(NPO法人ふくい路面電車とまちづくりの会 事務局長)
公共交通としての福武線と地域づくり 各種団体の活動の紹介
共催 越前市区長会連合会 越前市自治振興連絡協議会 連合福井南越地域協議会 NPO法人丹南市民自治研究センター
福武線沿線を紹介するホームページがあります。お勧めです。