認知症への理解と、対応を学ぶ
4月18日の夜、越前市福祉健康センターで開催された丹南市民自治研究センター主催の「認知症サポーター養成講座」には、越前市内はもとより、丹南地域、敦賀、奥越地域からの参加もあり、年齢層も幅広い約200名が参加する盛況であった。
講座は、若狭町三方保健センターの看護師・高島久美子さんが講師となり、認知症の実態やサポートの具体例、医師との関わり方など約1時間半の講演と30分程度の意見交換が行われた。
その中で高島さんは、認知症は脳の病気であり、予防には日頃からの生活習慣病への対応や、趣味を三つ持つこと、一日二回の感動が大事などとユーモアを交えながら話した。
また、実際に症状が出た場合はサポート側の立場を押し付けるのではなく、病気を理解し、相手の立場を受け入れることが必要と、分かりやすい実例を示し、参加者はそれぞれに納得の感じであった。
今回の養成講座は、主催の丹南市民自治研究センターが企画と調整、コーデネィターを担当し、後援の福井県長寿福祉課は資料提供と講師の紹介、越前市は駐車場の便宜、越前市社会福祉協議会は福祉関係者への参加呼びかけ、県庁職員組合自治研推進委員会は財政的支援など、それぞれの団体が持ち味を生かし、いわば協働の形で成功した催しだった。
今回の実施体制は下記のとおりであった。
日時 4月18 日(水) 午後6時30分より
会場 越前市福祉健康センター 多目的ホール
内容 講演と意見交換 「認知症と、その対応」
講師 若狭町三方保健センター 看護師・高島久美子さん
主催 丹南市民自治研究センター
後援 福井県、越前市、越前市社会福祉協議会、福井県庁職員組合自治研推進委員会