「丹南の学び舎にしたい」と代表挨拶
2001年4月14日、午後3時から武生市福祉健康センターで個人会員128名が加入し設立総会が開かれた。
代表幹事には伊藤藤夫氏が選任され、「地域の多くの課題や暮らしの問題について、立場や意見の違いはあっても、皆が一つの協働のテーブルにつき、それぞれが、見たり、聞いたり、話したりしながら、学びあい、交流しあい、住みよい地域を作るために一緒に進もう。
何をやるかは役員が決めるのではなく、会員それぞれが自分のやりたいことを見つけながら作って欲しい。このセンターは特定の方向や運動を強要する所ではなく、みんなの「学び舎」のようなセンターにしたい」と述べた。
予算は69万1000円。活動計画としては二ヶ月に一回程度、セミナーや研究活動を行い、当面の活動としては、7月に鯖江市で市町村合併に関する講演、シンポジゥムを計画する案などが決められた。
記念講演は4時から行なわれ、講師の辛淑玉さんは、笑いの渦を巻き起こしながら、外国人に対する日本の差別、女性と男性の役割や子供と大人の関係、障害者を取りまく社会の状況などの事例を具体的に紹介しながら、誰もが差別されず、差別せず、本物の共生となる社会をつくろうと元気に語り呼びかた。