NPO法人 丹南市民自治研究センター

福井県丹南地域にある市民活動のNPOの活動報告ブログです。

宮城自治研集会でLGBTレポート「優秀賞」受賞 

  
 緒方祐さん執筆、丹南自治研の活動に高い評価

   レインボーバッチ販売、好評で完売

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 10月14.15日、宮城県仙台市で開かれた第36回地方自治研究全国集会において、NPO法人丹南市民自治研究センターが3年前より取り組んでいる「LGBT」に関する一連の活動報告レポート(越前市職員組合の緒方祐さん執筆)が、約250本のレポートの中で唯一トップの「優秀賞」を受賞しました。

 緒方さんのレポートは「東京でもない大阪でもない地方でのLGBT--越前市でのLGBTの取り組みとこれから」と題して、●LGBTをとりまく全体的な環境、●越前市での、丹南市民自治研究センターの活動、越前市役所内での取り組み、●市議会での三田村議員(丹南市民自治研センター理事長)の質問、●今後の全国的な活動の呼びかけ、などが分かりやすく示された内容でした。

 選考委員長の講評では、◎職場と地域との協働作業状態、◎問題設定の斬新性と総合性、◎分析の科学性と叙述の説得性、◎成功.失敗にかかわりなく問題提起と将来展望などを考慮しての選考であったと示されていました。

 表彰は集会冒頭に行われ、緒方さんが壇上で受賞の後、スピーチを行い、同行した越前市職員組合の仲間が後方でLCBTチラシ拡大版を掲げ参加者にアピールしました。
また、ロビーでは丹南自治研センターが新たに作成したチラシ配布と、5月に作成のLGBTレインボーバッチの販売が行われ、用意したバッチ120個は夕方までに完売し、注文者全員には応えられない状況でした。

子育て支援センター」設立の活動
越前市公共サービスユニオンが「奨励賞」

 集会では越前市公共サービスユニオンの「社会的養護の裾野を拡げていくために」をテーマとした「自立支援.地域福祉研究会」の活動成果報告が「奨励賞」4本の内の一つに選ばれ受賞しました。
このレポートは児童養護施設「一陽」に働く仲間たちが越前市で「子育て支援センター」の設立を目指して取り組んだ2年間の活動報告でした。

二年前の佐賀市での全国自治研集会でチャレンジサポート事業として指定された活動でもあり、壇上で一陽の職員である橋本達昌(丹南自治研.地域政策研究所研究員)さんが全国の仲間に取り組みの経過と成果を報告しました。

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講演会「平和と人権のゆくえー改憲草案を考えるー」

 どうなってしまう 基本的人権、日本の平和 160名が学ぶ

 国防軍とは? 緊急事態の宣言とは?  
 改憲草案に対して、会場から不安の声

 

   NPO法人丹南市民自治研究センターでは、改憲にまつわる議論の高まりとともに、憲法そのものへの関心も大きくなっている今、平和を希求し、私たちが法の下に平等で、個人として自由に生きることを保障している現憲法について、一緒に考えていきたいという思いで、6月20日、越前市福祉健康センターで講演会「平和と人権のゆくえ-改憲草案を考える-」を開きました。
 20代から80代の幅広い年代の市民160名が参加し、あらためて自民党改憲草案の内容に驚くとともに、特に若い世代が真剣な眼差しで聞き、不安そうに顔を見合わせていたことが印象的でした。 

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 講師の円居愛一郎弁護士からは、憲法改正で私たちは幸せになれるのかという視点で、「立憲主義の放棄」と「基本的人権の制限」という2つの大きな課題を中心に、自民党改憲草案の説明がありました。

立憲主義の放棄」については、第1条で天皇を「日本国の象徴」とした現憲法に対し、同草案では「日本国の元首」として規定されています。また、同草案では国旗・国歌の尊重を第3条の中で規定しています。

 「基本的人権の制限」については、「第2章 戦争の放棄」を同草案で「安全保障」とし、第9条の2を新設し、国防軍の設置について規定しています。国防軍は集団的自衛権を行使するとともに、公の秩序を維持する国内での活動も行うことも規定されており、国防軍の保持や緊急事態の宣言の名のもと、国民は政治権力に支配される危険性があることを話され、表現の自由などの国民の権利が制限されることを学びました。

講師は、今日の講演会で感じたことを家族や友人に伝えてほしい、それをさらに伝えてもらい、広がれば大きな力になる、と講演を締めくくられました。

 会場からは、自衛隊は軍隊ではなく違憲ではない、憲法第99条に対する改憲草案第102条に関して講演で触れられたのは初めてである、表現の自由に関する国連の調査報告について僅かの時間しか報道されなかったが、日本の報道の自由は脅かされているのか、憲法9条の議論の陰でそれ以外にも多くのことが改正されようとしているが、何をしようとしているのか、どこへ向かっているのか、国防軍や緊急事態の宣言など明治返りと一部で言われているように国が国民を支配するようなことになってしまうのではないか、など5名の参加者から質問や感想が寄せられました。

 6月22日に公示される参議院選挙では、憲法改正に必要な3分の2の議席を現在の自民.公明の連立政権が獲得するのかどうかが注目されています。

安倍首相は、昨年に「集団的自衛権」などの安保法案を強行可決するなどしましたが、その進め方は圧倒的多数の憲法学者からは「立憲主義」を大きく逸脱するものとして「違憲」と指摘されました。

そうした動きの中で、「自民党改憲草案」も以前に公表されており、その内容は国防軍の設置をはじめ、現在の平和憲法とは相いれない部分も数多く含まれています。そうした政治状況の中での今回の市民セミナーでした。

 
NPO法人 丹南市民自治研究センター 講演会

自民党 改 憲 草 案 を 考 え る

 

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○ 日 時 平成28年6月20日(月)18時30分~

○  越前市福祉健康センター(アルプラザ武生4階)多目的ホール

○ 参加費 無 料

○ 主 催 NPO法人 丹南市民自治研究センター

○ 後 援 福井県地方自治研究センター   越前市職員組合 自治労丹南連絡会

            福井県平和環境人権センター   中部地区労働福祉平和センター
            連合福井丹南地域協議会

「LGBT」の理解を深めよう!! バッチ作成し販売へ。

 NPO法人丹南市民自治研究センターでは、昨年から多様な性についての理解を深めるための活動を行っていますが、5月初旬に下記写真のようなLGBTレインボーバッチ」を作成し、販売を始めました。

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1個350円で、ご理解と支援をいただく方や各種団体にお買い求めを呼びかけています。

ぜひ多くの皆様のご協力をお願いします。全国どこへでもお届けします。
お買い求めは、0778-23-8708 越前市職員組合へご連絡ください。

 

 

アースディえちぜん2016 幅広い活動で参加

恒例の「塩釜市」特産品販売も好評  
新企画「LGBT」バッチ作成.販売も

5月15日に開かれた「アースデイーえちぜん2016」に丹南市民自治研センターは実行委員会に参加し、当日は東北震災のときから取り組んでいる「塩釜市」の特産品の販売や今年初めて企画した「LGBT」への理解を深めてもらうための周知啓蒙活動、障がいスポーツコーナーの設置などを行いました。当日は天候にも恵まれて1000人が来場という盛大なイベントでしたが、丹南市民自治研究センターのブースも多くの人でにぎわいました。

越前市まるごとキッチン部」も一緒に市特産物食材をPR

越前市の学校調理員さんは、「給食カレー」販売で初参加

今年のアースディには、日ごろから丹南市民自治研究センターと仲良く活動をされている二つの団体も参加していました。その内の「越前市まるごとキッチン部」は越前市特産の食材を使った料理をPRし、初めて参加した越前市の学校調理員の皆さんは「給食カレー」を出品し大好評でした。

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若手自治体職員が越前市で交流会

   自分の仕事って何だろう? それぞれの悩みや実態を交流 

 「自治体間競争ではなく、自治体間交流が重要」と学ぶ

 3月5日に越前市にある旧料亭春駒にて、「みんなで悩むぞ!自分の仕事って何だろう?」というテーマの下に、福井市越前市鯖江市、池田町の若手職員22名が参加し、勉強会および交流会が開かれました。この会にはNPO法人丹南市民自治研究センターも支援協力し、若手会員も参加しました。

 近年、どこの地方でも行われている自治体間競争に疑問を感じる若手職員が、日頃仕事をしながら感じている矛盾や本質とのズレを自治体の枠を超えて話し合い、お互いの街のことを知り、認め合うことが、これから必要なことではないかという思いからこの企画が開かれました。

 勉強会では仁愛大学講師の冨永氏(発創デザイン研究室代表)をファシリテーターとして迎え、仕事上の悩みや違和感をブレストして、共通項でまとめるというワークショップを行いました。また交流会では、越前市ソウルフードであるボルガライスなど地元商店街の飲食店からテイクアウトした食事を囲み、勉強会で出た話題を肴にさらに話が盛り上がりました。

 参加者からは、「他自治体の若手職員と交流したかった」「これからは自治体間競争ではなく、自治体間交流が必要だ」「これからも定期的にこのような会を開いて欲しい」というこの会を開くにあたっての主催者の思いが参加者に届くことが出来ました。

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特定非営利活動法人 丹南市民自治研究センター

福井県越前市府中一丁目13-7 越前市役所内 越前市職員組合

電話 0778-23-8708 FAX 0778-23-7911